TorでIPアドレスを隠すことでアクセス情報の流失を防ぐ方法(Tor, C#)

近年、「〇〇社の個人情報が流失した」という記事を見かけることが多いかと思います。
個人情報が流失すると「名前」や「住所」など、会社で保存している情報がハッカーたちに渡りブラックマーケットで売られます、
場合によっては会社で「IPアドレス」の履歴を利用して「アクセス頻度」や「利用ロケーション」を特定する為に使っている可能性もあります。
ユーザ登録を要求されないサービスだと思っていても実は裏側で「IPアドレス」を保存している可能性が存在します、
もし、自分の「IPアドレス」を履歴として残したくない場合には「Tor」を利用することをオススメします。
今回は、「C#」で「Tor」を利用する方法について紹介したいと思います。

我々エンジニアは日々APIを使ったりすることが多く、
普通にAPIをコールしていると「IPアドレス」の履歴が「サーバ」に残ります。
この履歴が大量に蓄積して来ると将来的にビッグデータとして解析することで、
個人を特定できたり購入意欲などの情報として利用されます。
そこで「Tor」を利用することによりAPIをコールしている自分の「IPアドレス」を隠すことができます。

前提知識

プログラムの実装

Torの実行プログラムの作成

Torの実行管理を行うマネージャーを作ります。

プログラムを実行する上で必要になるNUGETを追加してください。
Knapcode.TorSharp

メインプログラムの作成

Torマネージャーを使ってメインプログラムを実装していきます。

プログラム内の「ここに実行したいプログラムを記述してください」に対してアクセスプログラムを書いてください。

まとめ

今回は「Tor」を使うことで、他のサーバから見たときに自分の「IPアドレス」が違うモノとして表示されるのを実装してみました。
実行してみると分かるのですが、
「Tor」のプログラムで対象のURLにアクセスした際に表示される「IPアドレス」と
「ブラウザ」などで直接URLにアクセスした際に表示される「IPアドレス」が違うモノになっているのが確認できます。

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